2026年10月16日
笑った時にキラリと光る白い歯は、第一印象の好感度を上げる重要な武器。生活スタイルの欧米化とともに最近では白い歯を求める人が増えています。
しかし、日本人の歯は、もともと欧米人のような白さを持っているわけではありません。
歯の構造はいちばん外側にエナメル質があり、その下に象牙質、中心に神経や血管が通る歯髄があります。エナメル質は大部分が半透明の硬い結晶で、象牙質は薄い黄色や黄色がかった茶色の組織、歯髄は赤色です。この象牙質が透けたり、エナメル質を乱反射したりすることで白っぽい色に見えるのです。象牙質の色は人種によって異なり、日本人は一般的に淡い黄色です。

さらに、自分の本来の歯の色よりも濃くなる原因がいくつかあります。
代表的なのが歯の表面の着色です。お茶や赤ワイン、カレー、コーヒーといった着色性の食べ物を摂取することで、歯の表面にステイン(着色汚れ)が付着します。タバコのヤニも原因の一つです。こうした食べ物を食べれば食べるほど、タバコを吸えば吸うほど色は濃くなります。
もう一つは薬物による変色です。乳幼児や妊娠している方が、テトラサイクリン系の抗生物質を服用すると象牙質に色素沈着が起こり、歯に黄色や茶色、グレーのすじが出てきます。
他にも外傷などで歯髄が壊死したり、虫歯の治療などで神経を抜いた場合にも、象牙質が黒っぽく着色することがあります。
さらに加齢も歯が変色する原因です。年齢を重ねるとエナメル質を構成しているハイドロキシアパタイトの結晶が変化し、透明度が上がるために、その内側にある象牙質の色が透けて見えやすくなり、黄ばみます。しかも、年齢とともに象牙質自体の色も濃くなってしまいます。
●虫歯も変色の原因に
このほか、虫歯でも白斑ができたり、黒ずんだりすることがあります。また乳歯の打撲や乳歯を抜く時の機械的な刺激によって、永久歯のエナメル質の形成が部分的に不完全になり、白斑や褐色斑ができることもあります。
ですから、ただの黄ばみ程度ではない歯の変色があれば、歯科医院を受診し、変色の原因が何であるかを確かめる方が良いです。また、ステインによる着色は、歯のメンテナンス不足もあります。禁煙や歯磨きの徹底など、生活習慣の改善が必要です。
一方、加齢などによる変色は機能面では問題ありませんが、「歯の色が気になり自然に笑うことができない」「自信が持てない」といった精神的な苦痛があるならば、治療により白くするのも一つの方法です。
当院では、歯を白くする方法として、GBTメンテナンス、ホワイトニング、削らないべニアなど患者様のお口の中の状況に合わせて治療を提案しています。一度、当院へご相談ください。